1年の振り返りと来年の展望

【ドル円】

月足

ずるずる下落するダウントレンドの中、フラクラの安値をコロナ相場の安値が捉えるものの、行って来いでヒゲとなった。そのヒゲを実体で補完していくような流れが今年の流れだったと思う。

ピンク水平線の中、赤水平線の中というようにBOXと三角で上値を捉えて、上がったら売るというのが基本戦略として取るべき1年だった。

週足

青水平線を実体で割り込んで来たことで、フラクラとコロナ相場に乱れた1年の総括はなんとか果たしたのではないかという考えで見ている。別にその考え方が必要だとは思わない。

明確なことは青水平線を割ってきたことによりダウントレンドの継続が明らかになったということだと思う。今後は水色三角ライン下限や赤水平線を目指すことになると思う。現状緑チャネルの中と水色チャネルの交錯でウェッジ系の進行となっているところで、じりじり下落するのか水色チャネルを上抜けてくるのかというところがポイントになると考える。


日足

比較的緩やかなように見えるダウントレンドとなっている。こうしてみるとコロナ相場のBOX幅の異常さが分かる。この黒水平線付近までのじり下げの後、大きめの反発が入るのであれば、スインガーの利確も揃ってくるということになると思う。いずれにせよ戻り売りが基本戦略か。

カウントとしては水色波の5波動で見ているので、一旦の調整が入るかどうかというのはこのカウントも踏まえている。


【ユロドル】

月足

月足の三角ラインを上抜けしてきているところ。抜けの1波となるにはピンク水平線を上抜けて欲しいが、左を遡るとここがとてつもない抵抗帯となっているのでBOX上限と意識することが大事だと思う。

また今年は水色チャネルの下限からの攻防がポイントであったと思う。


週足

こちらもコロナ相場の行って来いが相場観を乱したところ。しかし水色チャネルの下限での反発から上昇し、緑MAに押しをつけてからの上昇となって、実に素直な値動きをしたと思う。難しかったのは黄色BOX帯域のトレードだった。だらだら下げだった過去の値動きに水平線を引くとすれば、その起点に引くのが自分の引き方なのだが、そうするにしてもヒゲか実体化で大いに迷う。実際はゾーンで捉えて鷹揚に構えるのがいいのだが、では効果的なラインは引けないかというとそうではなかった。青水平線が明確に意識されていた。黄色ゾーンの手前にある唯一明確な節目がこの青水平線だった。これを強く意識するだけでも大分違ったと思う。


日足

赤チャネルの中の進行で、黒フラッグが一番のポイントだったと考える。自分のラインの引き方ではこのフラッグラインを引くのは大分後になってからだ。少なくとも裏チャネルとして引けるようになる安値2点目がないと引けない。上値はヒゲがあるために、引くポイントを吟味しないとこれは引けない。


上の画像のように赤チャネル上限での三尊が意識されていたので、黒BOXラインか黒チャネルで睨んでいくのが当時の自分の見方だった。とすると、黒ラインを赤波で抜けて緑BOXの戻りを売り込んで青波を狙うことになるが、これは失敗に終わり、今度は黒チャネル抜けのリテストから乗り込みたいが、これも赤枠まで落ちてくる二段押しとなって厳しい。


4H

当時としては緑チャネルが主軸になっていたと思う。赤チャネル上限でさらに上昇するかと思ったが、黒四角三点タッチからの下落となっていった。ここで自分が持つべき発想は青チャネルを引くというものだった。通常であれば赤チャネルを引いていくのだが、三尊の左肩から右肩にかけてのチャネルというのはそこそこ有効で、もしこれを引けていれば、青水平線と共に底値を狙うトレードを戦略立てられたと思う。

このイメージがあれば赤チャネル上限三点タッチにより、緑チャネルから青チャネルへの移行が意識できたと思う。そして波は直近の赤ダウンチャネルでもフォローできた。

これを実践していけるだけの技量や、盤面を大きく捉える目、臨機応変に対処していける柔軟さが今の自分にはなかった。


4H

直近は黒チャネルの角度で推移している。赤チャネル上限が近く、月足のピンクラインを超えているところ。押し目買いをしつつも大きく狙わず、節目節目で捉えたい。そろそろウェッジラインも意識できるかという局面で上値の重さは意識しておきたいところ。


【ユロ円】

月足

こちらも月足は重要な局面を迎えつつある。ピンク三角の内側にある黒切下げラインを上抜けるかという場面となっている。Wボトムの等倍と考えると水色BOX分の上値の余地はあるかと考えられる。


週足

ユロドルと似たような展開となっているが、こちらもコロナ相場によって大きく盤面が変改した。コロナの1波によって大きく上昇し紫MA50%押しが利いての上昇となっている。下があってフィボ150%~161.8%が目標となり青水平線やピンク三角ラインが考えられる。

この相場では黄色BOXの上昇の力強さにビビっていたのは間違いなかった。MA押しがきいていたのでフィボで確認してある程度まだ上昇するとは考えていたものの、この角度と勢いが継続するのかというのがずっと懐疑的だった。

結局それは杞憂に終わり、相場のありのままの無骨さみたいなものを体感することができた1年だった。


日足

ポイントはやはり2波の捉え方だったと思う。ダイヤモンド三尊の値幅から切り返してハーモニックターンで上昇していった。ネックラインになる緑水平線1本が引けていれば楽なのだけどこの1本を引く判断力がやはり今の自分には不足している。特に他に余分なラインを引いてしまうことが多いので、ゾーンと捉えつつ有効な1本を引けるようになることが今後の課題だと思う。


【ポンドル】

月足

こちらもピンク三角ラインを超えつつあるところで、ピンクBOXで捉えていきたいところ。Wボトムがあり黒四角枠のMA押しが利いているのでしばらく上昇が継続していきそうな感じがする。


週足

赤チャネルの強烈な角度で推移してポンドの力強さというのを大いに感じられた1年だった。直近5波動目が黒水平線を上抜けてきたことでこの5波動を1波とする新たな波の形成を考慮しておきたいところ。


日足

日足は黒水平線を上抜けつつある重要な局面となっている。

基本的に押し目を狙っていくのが基本戦略となっている。MAが黒水平線の上に乗ってくるところを見計らって押し目買いをしていきたい。


【ポン円】

月足

こちらは水色チャネルの上限を捉えているところだが、全体の三角の流れがあることを考えると売りの流れの継続は注意しておきたいところ。


週足

水色チャネル上限の攻防は変わらず、赤チャネルの角度で推移している。現在の水平線が重要な場面となっており、上抜けて行くのか反落していくのかという局面になっている。


日足

青ウェッジラインからの売りはよく取れたトレードだったが、水色四角枠の揉み合いに大いに苦しめられた。大きく取った後に、小さく損失を重ねて利益を目減りさせてしまう場面とはこの部分であった。

流れとしては黒切り上げラインを下抜けて、ネックラインとなる赤水平線から黒水平線までが下落の目標値として捉えられる盤面だった。なぜなら赤水平線の位置がその上に続いている青切り上げラインの軽いトレンドの節目と近しい場所になっていたからだ。トレンドの節目を探るときにそれが他のネックラインと意識されている場所があればそこを重要視する。

今後の展望としてはwボトムの値幅を黄色で済ませるのかオレンジまで伸ばすのかがポイントになると考えている。当初は強気にオレンジBOXで考えていたのだが、今はフラットに見ている。ここで反転するのか上抜けてもう少し伸ばしていくのか、しばらく注視していきたいところ。



終わり。

DAWN FX

FXライントレードに関する研究を目的としたブログです。 水平線、トレンドライン、フィボナッチ、チャネル等々、チャートに線を引いてトレードします。 研究が目的なので、ブログという形式に則りつつテーマに沿って日々分析していこうと思いますがそれは理想。 実際は日々の考察やトレード履歴を載せていくことになると思います。 ハテナブログから移転。

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